ダンボールの特徴

ダンボールとは、波形に成形した原紙の片面または両面にダンボール用ライナー(平らな表板紙)を張ったものになります。
宅配便等での輸送時に商品を保護するために使用されるのがイメージし易いかと思いますが、実は一口にダンボールといっても様々な種類があり、用途も様々です。
こちらでは、ダンボールの種類や特徴・用途をご紹介します!

ダンボールを製造している王子コンテナー株式会社を取材させていただきました。
どの様にダンボールが製造されているのか、是非こちらもご覧下さい。
 ダンボールファクトリーへ潜入!

ダンボールの厚みの種類は、一般に使用するダンボール(薄く加工がしやすい)と、通常のダンボールより二重、三重の高い強度を持たせた構造の強化ダンボールの2種類に分けられます。強化ダンボールは、通常ダンボールの約10倍の強度を持つといわれ、その特性から大型物流の梱包資材に使用されたり、焼却や断裁による速やかな廃棄を前提とした簡易家具類等にも活用れています。

▶︎3層強化ダンボール(HiPLE-ACE AAA1300G)

最大寸法:紙幅2150x流れ5000mm
厚さ:15mm
仕様事例:中身が100kg以上の重量物に使用
※ご協力 王子インターパック株式会社

ダンボールの種類の中で最も強度が高く、精密機器や重量物の輸送において使用されています。
強化ダンボールは、“木材のように強く、そして軽い“という特性から、1954年に米国の鉄道規格及びトラック規格において3層ダンボール規格が認定され、従来の木製やスチール製の箱等の代替資材として使用されるようになりました。
木製やスチール製の箱に比べて3分の1~4分の1程度の重さであり、特に航空輸送において輸送費の削減が見込めます。
また、役目を終えた強化ダンボールは良質の紙としてリサイクルされるので環境にやさしい物流資材です。

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▶︎白色3層強化ダンボール(AAA ミルクライナ)

最大寸法:紙幅1680x流れ2500mm
厚さ:15mm
仕様事例:展示会、什器関連に使用

表面だけでなく中芯部分まで白色にした強化ダンボール。
印刷時のインクののりも良く、展示物や什器の製作において活躍しています。

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▶︎2層強化ダンボール(HiPLE-ACE AA700G)

最大寸法:紙幅2150x流れ5000mm
厚さ:10mm
事例:中身が30kg以上の製品に使用
※ご協力 王子インターパック株式会社

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▶︎ABF(エービーフルート)

最大寸法:紙幅1800x流れ2500mm
厚さ:8mm
事例:中身が15kg以上の製品に使用

厚さ5mmのAF(エーフルート)と厚さ3mmのBF(ビーフルート)を貼り合せたダンボール。
一般に流通しているダンボールの中では最も強度が高い仕様であり、重量物の運搬し使用されています。


▶︎AF(エーフルート)

最大寸法:紙幅1800x流れ2500mm
厚さ:5mm
事例:中身が10kg以上の製品に使用

一般的に使われている材質のダンボール。
強度があり引越し用の箱や文書保存箱としても用いられます。
みかん箱と言われるA式ダンボール箱はAFを使用している事が多いです。


▶︎BF(ビーフルート)

最大寸法:紙幅1800x流れ2500mm
厚さ:3mm
事例:中身が3kg前後の軽量物に使用

薄く加工がしやすいため外装箱の他、内装材として使用されることも多いダンボール。
物流資材としての活用以外にも、ディスプレイ等で使用されることもあります。


▶︎EF(イーフルート)

最大寸法:紙幅1000x流れ800mm
厚さ:1.5mm
事例:中身が1kg以下の軽量物に使用

主に小さな商品を発送する際に使用されるダンボール。
メール便で送ることができる箱はEFが使われています。


※最大寸法は弊社在庫品の最大寸法となります。

 

波状の段が見える方を(流れ)と呼び、正面方向を(紙幅)と言います。