イベント/展示会などを開催する広いスペースにおいて、個々の展示物のテーマに沿ったスペースを確保するために強化段ボール製の展示什器を製作しました。
デザイナーがイメージした通りの形や機能を持ち、且つ強度を兼ね備えた展示什器にするため強化段ボールが採用されました。
写真ではサイズが分かり難いかも知れませんが、大きい方の壁面は外径が約5.5m、内径が約5m。小さい壁面は外径が約4m、内径が約3.5m。
その球体の一部を大/小とも中心から違う左右への角度と中心から下へそれぞれ違ったベースラインの距離と高さでカットした形状を向い合せに置くデザインとなっております。
下記のイメージ図から縦と横の骨組み部品の形状と寸法、枚数を計算して設計しました。
①センターの継ぎ目とワイド感を部分試作にて提案 ②実物大の寸法で製作し、工場内で仮組み確認
③実際に開催される展示会場で設置/組立作業の様子。バラバラの部材状態から約30～40分骨組みの完成です。
実は、仮組みの最終段階で縦方向の部材が折れてしまうというハプニングもありました。
万全の強度を保てるように数ヵ所の設計変更と試作・試験を繰り返し行い、製作期間4ヶ月強のプロジェクトとなりました。
他のテーマごとのスペースにも統一感のある様々なデザインの展示什器を製作しました。
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